kyoju.gif (5023 バイト)

2002-2003
【健康・栄養食品辞典】より
出版社 東洋医学舎

 春うこんには辛みと苦みがあるが、秋うこんには苦みは感じられない。
優れた薬効を発揮する生薬として用いられるのは春うこんの根茎であるが、両者の区別がはっきりしたのは、近年の研究結果である。

中国薬草の古典、『本草網目』には、この うこん に関して『欝金』と『姜黄』の二つの記述があり、功力(効力)は欝金より烈し(強し)と述べている。

伝統的に中国では
春うこんの根茎を「姜黄」と呼んでいたことも考え合わせるとここで《効力は欝金より強し》と述べられた姜黄が春うこんであると解釈するのが妥当であると考えられる

近年、伝統的生薬を見直す機運の中で改めて脚光を浴び、糸川秀治(東京薬科大学)らによる成分分析や作用の改名が進められるとともに前述のような春うこん、秋うこんの区別なども明らかにされてきたものである。

含有成分についての薬理試験では、肝臓の解毒機能促進・胆汁分泌促進・胆道結石除去・利尿・強心・抗出血・抗菌・抗腫瘍・血中コレスチロールの抑制作用などが明らかにされている。
適応症としては肝炎・胆道炎・黄疸・胃炎・生理不順・高血圧・低血圧・動脈硬化など多く数えるが、近年はとくにC型肝炎を含む肝臓病ガン・糖尿病への効能に期待が寄せられ、老化や万病のもとといわれる活性酸素の除去作用、抗酸化作用にも関心が集まるようになった。